seemoreglass’s diary

読んだ本の引用、好きな作品の紹介

【引用】山田風太郎『あと千回の晩飯』

あと千回の晩飯 (朝日文庫)

あと千回の晩飯 (朝日文庫)

思うに人生は、夢や幻想がさめてゆく過程だといっていい。
親は子に対して、子は親に対して、夫は妻に対して、妻は夫に対して。
税金を払うときは国家に対して、死床にあるときは医者に対して。
そして、自分は自分に対して。
それでも大半の人間はふしぎに絶望しない。(155)